Exchange 学習帳

ExchangeやOffice 365の備忘録です。

Outlookの連絡先フォルダーの数に気を付けよう

こんにちは!
前回の記事からすっかり間が空いてしまいました。

今回は、Outlookの連絡先フォルダーについて興味深い記事があったので紹介します。

Outlook の連絡先フォルダーが多い場合の Exchange サーバーへの影響:
https://blogs.msdn.microsoft.com/lync_support_team_blog_japan/2016/08/03/contactfolderexstress/


内容を簡単に箇条書きします。

 ・S4B/LyncクライアントはExchange連携が有効な場合、個人で作成したExchange側の連絡先を読み込む
 ・Exchange側の連絡先の読み込みはEWSを用いる。セッション数は連絡先フォルダー1件につき1セッション。
 ・ExchangeのThrottling PolicyではEWS同時接続数を1ユーザーにつき27に制限している。(既定)
 ・連絡先フォルダーが27以上の場合、Throttling Policyの制限に抵触するため、超過したEWSリクエストを拒否する
 ・S4B/Lyncクライアントは拒否されたEWSリクエストの再送を繰り返すため、Exchangeへの負荷が増加する
 ・Exchangeへの負荷増に伴う問題を防ぐため、連絡先フォルダーは20以下にすることを“強く”推奨する


記事中にある "Exchange サーバー側では負荷が高くなる現象" の影響は、具体的に以下が挙げられます。

 ・一部ユーザーが、他のユーザーの予定表を参照できない
 ・一部ユーザーが、会議室メールボックスの予定表を参照できない
 ・Outlookで[接続中]と表示されメールの送受信ができない
 ・Skype for Businessクライアントの起動に時間がかかる/起動しない

他にもいろいろと問題が発生すると思われます。

影響はEWS関係の機能に限らず、EWSへのリクエストを送信するクライアントソフト全体に広がる恐れがあります。
こうなると、事実上メールが使えない、Online会議ができない、といった致命的な問題にも繋がりそうです。

運用上、連絡先フォルダーをフル活用している環境も多いですので、気を付けたいところです。